55歳、じわじわ感じる体の変化を受け入れる

2019年4月1日

2024年12月4日

50歳を超えて2、3年たった頃から、じわじわと体の変化を感じるようになりました。
体の変化のひとつは「冷えと浮腫み」でした。今から2年前のこと。朝起きて鏡をみると、顔がパンパンにむくんで、ある時は、片側の瞼がお岩さんのように腫れていることがありました。ぴったりだった靴が窮屈に感じたり。そして夏場でも靴下は欠かせず、冬になると寝る時にはモコモコとしたゆるい靴下をはいて、湯たんぽを入れて眠りについていました。おかしいなぁ。どうしてだろう?とこれが年を取るということかと思っていたら、「砂糖と冷えや浮腫みの関係」をテーマの本を読んで、知ることができました。
思えば、ケーキやパンを作るのが大好きで、毎日のように何かしら作っては食べていたのです。砂糖は空気に触れるとねっとりしますよね。それは砂糖に水分とひっつきやすい性質があるから。そのため、砂糖を取りすぎると体内に水分が貯まりやすくなり、「冷えと浮腫み」の症状が出たのでしょう。若ければそんなことにはならなかったでしょうに、年のせいで代謝が落ちていると実感しました。それからお菓子とパン作りを暮らしから断捨離。
今は「冷えと浮腫み」は感じなくなり、冬は素足で布団に入り湯たんぽの出番も少なくなりました。そんなこともあって食生活にも気をつけるようになりました。目にも口にも美味しい物を食べすぎない。贅沢した次の日は粗食を心がけています。
好きだった甘い物から離れると、嗜好にも変化が起きてきました。去年からそれまで敬遠していた「マグロ」が美味しく見えるようになりました。スーパーの鮮魚売り場の生マグロをみると買って帰りたくなります。

しかし、家族はマグロが苦手。ひとりでは量も多いし、自分だけ贅沢な気もするし。と「マグロ」を食べるチャンスがなかなかありません。なので、お寿司屋さんで「マグロ」のにぎりが楽しみに。はじめに注文するのが「マグロ」になるとは想像もしませんでした。そういえば母も高齢になってから「マグロ」が大好きになりました。
女性は年をとると「マグロ」が好きになるのかしら。それとも母娘だからかしらと。「マグロ」を食べるたびにクスッと可笑しくなります。これからどんな嗜好の変化が現れるのかとても興味があります。
女性の黒髪は美しさの象徴。と昔聞いたことがあります。白髪は染めるものと思っていたので、ほんの少し白髪が見え始めた40代から染めはじめました。ある時ヘアーカラーの後におでこ辺りまでが痒くなりました。ネットで調べてみると染料に含まれる化学薬品が原因のアレルギー。少ないと言われている和漢のカラーにも多少染料が入っており症状が現れたようです。アレルギーは突然現れてもおかしくはありません。
それ以降はヘアマネキュアで白髪を隠しています。最近は自然体の美しさが注目を浴びて、素敵なグレーヘアーの女性も増えました。近い将来、お洒落ではなくアレルギーでグレーヘアーに挑戦しているかもしれません。
年々少しずつ体に変化が起きているように感じます。それは憂鬱なこともあるけれど、いったんは「しゃーないな」と諦めることも肝心かと。自然に任せる、楽な気持ちで受け入れるという姿勢も50代には必要だなと感じます。

この記事のライター

中道あん

Ameba公式トップブロガー。「女性の生き方ブログ!50代を丁寧に生きる、あんさん流」主宰。https://ameblo.jp/aroundfifty50/
45歳で再就職し自立。2男1女は成人し、要介護2の実母は有料老人ホームで暮らす。同世代の女性に向け日々の暮らしのあれこれをブログに綴り、実りある人生を歩んでいけるようなライフスタイルを発信。著書に50代、もう一度「ひとり時間」(KADOKAWA)。

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