相場不安定局面こそ積立投資を!

2019年12月23日更新

老後資金2,000万円問題や年金財政検証をきっかけに、iDeCo(個人型の確定拠出年金)やつみたてNISA口座の利用を始めた人が多いのではないでしょうか?
きっかけはともあれ、とてもよい取り組みですね。
積立投資は近い将来ではなく、中長期で資産形成に取り組む手段なので、一括投資とは全く異なるスタンスで取り組むことが重要です。
積立投資も「大きなチャンスを逃す」「その都度手数料がかかる」「1つの商品のみを積み立てると購入すると、他の商品を購入できない」等の注意点もありますが、損失を被りたくない人ほど、積立投資は取り組みやすいと思います。今回は積立投資の効果と活用法について解説します。

相場下落局面では口数が多く貯まる

投資した金融商品の評価額は「単価×保有口(株)数」で計算できます。
一括投資では保有口(株)数は変わらないため、資産価値は単価の上昇・下落のみに左右されますが、積立投資は、定期的に同額を買い付けるため、口数は時間の経過につれて確実に増加します。
単価も口数も同時に値上がりしてほしいところですが、単価は取引市場において日々変動するものなので、そうはいきません。私が考えるに積立投資では、資産形成の前半期間は口数を増やすことが重要です。言い換えれば、私は、資産形成の前半期間は単価が下がってもあまり気にしない方が良いと考えます。
前半で増えた口数が、後半に単価が上昇すると資産価値が飛躍的に増加します。反対に言えば、後半で単価が下落すると、大きな損失を被ってしまいます。
その意味で、積立投資は、短期的な景気動向よりも、中長期の経済成長を中心に考えましょう。
例えば、
・人口が増える国・地域
・GDPの伸び率(経済成長率)が大きい国・地域等を投資対象とする投資信託を選ぶのもよいでしょうし、リスクを小さくするため、国・地域を分散、債券・株式・不動産等の投資先を分散しているバランスファンド等を選ぶ、等の方法もよいと思います。
反対に、前半から単価の上昇を追いかけると、口数の増え方が鈍くなるだけでなく、上昇後、後半に価格が下落すると、資産価値の減り方も早くなり、中長期で見ると思った以上にうまくいきません。多くの皆さんがやってしまいがちなのがこのパターン。
一括投資では短期間のうちに上昇していく(と考える)投資対象を選んでよいのですが、積立投資ではかえって仇となることがあります。
積立投資は、じっくり時間をかけて投資期間の後半に向けで単価が上昇すると考えられる投資信託を選びましょう。

積立投資は、相場反転時のアンテナにも

また、下落局面経過後にやってくる上昇局面では、相場上昇の追い風と、下落局面でコツコツ貯めた口数が相乗効果を生み、想像以上の効果を発揮します。
もちろん、相場上昇局面を上手に捉えられれば、一括投資の方が大きな利益を生むことができる可能性も高いといえますが、
他人から「景気がよくなってきました」と言われても、投資していない人にとって、なかなか信じることは難しく、感じにくいものです。
下落相場の最中もコツコツ積立投資をしていれば、減少していた積立て資産が増加に転じることを肌で感じられる分、追い風を捉えて、一括投資で資金を追加して、より大きな利益を狙える可能性も高まると考えられます。
下落局面の積立投資は、将来の上昇局面に向けての口数作りであると同時に、相場反転時に気づくアンテナ作り。上手に活用すれば、下落局面後の上昇局面にいち早く気づけます。相場不安局面こそ「つみたて投資」。積立投資の効果を理解し、最大に活かし、将来の不安を解消しましょう!
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この記事のライター

益山真一

ファイナンシャルアカデミー認定講師。「お金の教養スクール」で教壇にたつ。家計改善を得意とするファイナンシャルプランナー。國學院大學経済学部の非常勤講師も勤め、研修・セミナーの実績も多数。経済、景気等への感度が高く、株式投資では18ヶ月連続増益の経験もある。

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