投資の失敗から学びこれからの働き方を考える

2020年3月26日更新

【2020.11.5(木)にアップデートした記事です】
こんにちは、
こめまるです。
新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が5月25日に全国で解除され、半年が過ぎようとしていますが、依然として感染拡大が収まらない状況が続いています。
株価については一時大幅下落したものの、日経平均株価は3月を底値に上昇が続き、11月5日には終値で2万4105円という、18年10月3日以来、約2年1カ月ぶりの高値を付けました。
株価が大幅下落していた3月19日、僕が毎月定額を積み立てているつみたてNISAの評価額は2割ほど元本割れしました。
以前の僕だったら、慌てて解約したり、積立を止めるなどの行動を起こしたかもしれません。しかし今回は事態が大きく深刻であるから余計にジタバタしても仕方ない、という感じで泰然と状況を観ていました。

投資信託 僕の失敗

僕は若い頃から投資に興味がありましたが、きちんと向き合って来ませんでした。
そして、定年退職後、借金の返済後半分くらいになった退職金を銀行のすすめで投資信託に預けました。僕のとっては大きな金額でした。
しかし、1年ほどで解約してしまいました。

理由は2つあります。
1、銀行の窓口で勧められるままに選んだ
2、投資金額が大きすぎた
つまり退職金の運用としてやっていはいけないことをやったのです。
1、は簡単に言うと手数料が高すぎました。この辺の細かな数字は分かりませんが、感覚的に高いと思いました。評価額が元本よりも高くなっても手数料を払って結局マイナスじゃないか、と感じたのです。
銀行は、運用手数料が収入になるので、客の資産が増えようと減ろうと直接は関係なと感じました。
もちろん、上手く運用することで客に利益をもたらせば、それが評判になって投資額が増えたりはすると思いますが、もともと投資はリスクが伴うのでなんとでも言えます。
2、いままで投資経験がないのにいきなり大きな金額を預けたので気が気ではありませんでした。十分な練習もしないで、いきなりフルマラソンに出場したようなものです。
下手すると命を落とす危険があります。
結局、評価額が元本割れしたりしたので、我慢できず1年ほどで解約してしまいました。
解約自体は、タイミング的に良かったと思いましたが、始め方が失敗でした。

コロナ危機で保有している投資信託の基準価格が下がる

僕が最近知った投資家でファンドマネージャーの藤野英人氏の考え方に共感を憶えました。
たまたま藤野氏がゲストで出演しているラジオ番組を聞いたことと、郷里と母校が同じだったことで、藤野氏を本を読んで感じるものがあったのです。
藤野氏は、日本人は、お金を汚いものと思っていながらお金が大好きなのだ、だから現金や預金が大好きで、世界一ケチな民族とズバリと書かれています。
また投資信託に関しても海外では、20年、30年で持つのが一般的ですが、日本では投資信託の平均保有年数は、わずか2.4年なのだそうです。
つまりお金が心配で心配で、1円も減らしたくないとすぐ売ってしまうのです、と書かれています。
まさに僕のことです。

そこで僕が1年半前から続けているつみたてNISA。
ずっと評価額が、元本を上回っていましたが、コロナ危機の影響で一気に下がり、3月19日時点で8掛けくらいになってしまいました。
1年前の僕だったら、すぐ解約に走ったかもしれません。

相場暴落時の戦略

しかし、こんな時だから僕が定年後の生き方を参考にしている経済コラムニスト大江英樹氏の教えに従うことにしました。
大江氏は、相場暴落時に積立投資をしている一般投資家がやってはいけないことをして次の2つをあげています。
1、慌てて売ること
2、積立を止めること
特に積立を止めることは絶対やめた方と良いとアドバイスしています。
それには次の2つの理由はあります。
一つは、積立投資は基本、毎月一定金額で購入する仕組みです。つまりドル=コスト平均法で購入するわけです。
実はこの仕組みはは、僕がサラリーマン時代の業務に通じます。
ドル・コスト平均法の大きなメリットは、一定の金額で購入するため、個人の感情が入り込む余地がないからです。だから自動的に、高いときは少ししか買わず、安い時にはたくさん買うということが出来るのです。

僕がサラリーマン時代、ダイヤモンドの輸入卸の業務を担当していました。ダイヤモンドの国内での卸価格は、為替の変動が大きく影響します。しかし国内卸値は、為替の変動にほど動きません、というよりもほとんど動かず、卸先の仕入れ担当は、円安の時は前と同じ価格で卸せ、円高になればその分安く卸せと理不尽なことをいうことが常です。
ダイヤモンドは、国際商品なので1カラットあたりの価格は米ドル建てです。
だから日本での輸入価格が1億円でも、円高他の時は大量を買い付けができ、円安の時は少量しか買い付けできません。
だから為替の変動が激しい時は、輸入のタイミングで調整したりしていました。
次に市場に居続けることができること。
株は安い時に買い付けて、高い時に売れば儲けることが出来ます。しかし、その相場の変動は市場に居続けるていないとわかりません。
積立投資を続けるのなら、出たり入ったりしないで居続けることが大切だと思います。

最後に

僕は、働く現場に居続けることを選択しています。37年間のサラリーマン生活に終止符を打った翌日から、僕は新しいアルバイト先で働きだしています。
元同僚の中には、長くサラリーマン生活を送ったのだから2~3ヵ月くらいのんびりしたら、という人もいました。
しかし、僕は一旦働く現場から離れると次に働きだすときに気力も体力も元に戻すのに休んだ以上の期間が必要だと感じたから止まることをしませんでした。
特に定年後の60歳を過ぎていればなおさらです。僕の口癖は、そのうち嫌でも永遠に休めるよ、です。
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この記事のライター

こめまる

1957年9月、富山県生まれ、'82年早稲田大学を卒業後、都内の企業に入社。
2017年9月、同社を定年退職し、そのまま再雇用制度を利用し、継続勤務中。
現在、横浜市のアパートに妻、娘2名、猫3匹と同居。
定年後も体が続く限り働くことをモットーとし、働くことは、健康を維持し、生きがいを感じ、生活費を得る良い手段と考え、日々フルタイムで働いています。
趣味はクラシック音楽を聴くこと。現在LP、CD合わせて1000枚以上所有。聴かずに死ねるかとマニアックな名盤、珍盤を日々集め、聴きまくっています。

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