ネット銀行の利用者が増えています。
対面窓口はなくATMのみの取引ですが、店舗などの経費が無い分利息が多少高かったりスマートフォン会社との提携でローンの金利が優遇されたりと結構メリットが多いようです。その反面「信頼性は?」「通帳がないのはちょっと……」という声も聞こえます。
今回はネット銀行のメリット・デメリットについてお伝えしていきます。
ネット銀行のメリットとは
ネット銀行のメリットとはどんな点でしょうか?
実はこの記事を書いている筆者もネット銀行と契約をしています、ちなみに楽天銀行とりそな銀行です。この楽天銀行は高額ポイントが貰えるキャンペーンの効果もあってかインターネット銀行で初めて600万口座を突破しました。
参照:楽天銀行「プレスリリース」
すごい加入者数ですよね。
このネット銀行を利用して2年位経ちましたが実際に利用している上でのメリットをご案内しますね。
ネット銀行のメリット
・アプリでスマートフォンから簡単に送金ができる。
・普通の通帳はないが、ネット銀行ホームページから取引詳細が印刷可能
・利用する度にポイントが貯まる
・アプリ起動してミニゲームをするだけでもポイントが貯まる
・キャンペーンが沢山有り口座新設にともない高額ポイントがもらえる
・じぶん銀行などauキャリアと提携している銀行なら優遇金利が利用できる
・ネット上での取引の場合振込手数料をポイントで利用出来る
・ネット銀行は提携しているサービスが多く投資信託やFXなど提携サービスとの連携がスムーズ
ざっと思いついただけでもこのような利便性を感じています。
個人が利用する上での1番のメリットは手軽に利用できること。楽天銀行の場合は、ポイントが付与され、楽天のサービスと連携されていることが大きなメリットです。
ネット銀行のデメリット
ネット銀行のデメリット
・対面店舗がなく相談はいつも電話かメールフォームであり、電話だと混んでいて時間がかかる
メールフォームも当日返信はまれで早くて翌日返信となる
・通帳がないのでスマートフォンアプリでのチェックや印刷物が欲しければ自分でホームページからログインしてプリントアウトする
・個人対応がメインだったせいか法人への対応が遅い
具体的に言えば個人事業主などでもよく利用する、残高証明など普通の銀行なら窓口へ行ってその場で書面を発行してもらえるがネット銀行の多くは自分でのプリントアウトが多い。どうしてもネット銀行発行の正式な書面が必要な場合は郵送扱いになり時間がかかる。
・対面店舗がなく銀行届け印の確認なくすべてID・PW管理となりセキュリティに不安を感じる人が多い
・規定以上の回数だとATM利用料が高い
メリットもありますがデメリットも多いです。
このようなネット銀行とどう付き合っていったら良いのでしょうか?
「ネット銀行を信用しきれない」そんな人の利用方法
沢山の方が利用しているネット銀行ですが、著者は今の段階では給与の振込口座銀行などメインバンクにはしていません。理由としてはセキュリティにやはり不安が有るためです。実際に少額ではありますが、引き落としミスが1度ありました、このこともメインバンクにはまだ出来ない理由となるでしょう。
いろんな使い方があると思いますが、一例として私の利用方法をご紹介します。
私が最初にこのネット銀行を利用しようと考えたきっかけはクレジットカードの利用を控えようと考えたことが始まりです。クレジットカードを進められるままに何枚も持ってしまい、管理が面倒になったということや、つい使いすぎてしまったことがありました。
そこでインターネットでのちょっとした買い物専用にネット銀行が発行しているデビットカードを利用することにしたのです。このデビットカードは口座に入っている金額以上は買い物ができません。クレジットカードのように利用限度額までドンドン使えるという事がなく使いすぎてしまう対策にもなると思い利用をはじめました。
またクレジットカードを落としてしまうと利用限度額まで不正利用されるという心配がありますが、このネット銀行のデビットカード口座には「今月使って良い金額」(少額なお小遣い笑)だけを入れておくだけです。
デビットカードを落としてもその金額だけの被害で終わります。
給与振り込みや住宅ローンの銀行としては対面店舗のある銀行を利用。日常の買い物についてはネット銀行を利用する。こういった使い方をしています。
インターネットでの決済にカード利用はもはや欠かせなくなりました。
今後もネット銀行利用者は増えていくと思いますが、ネット銀行が優遇金利が高くポイントが付くのは対面店舗がなく経費がかからないせいでしょう。その分カスタマーサービスや対応が遅いというデメリットがあります。
メリット・デメリットをよく検討した上で利用してみましょう。
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