夫の単身赴任が決定、二重生活はいくらかかる?

2019年2月27日

こんにちは。ファイナンシャルプランナーの資格を持つ新聞記者、はるちゃんです。
4月から新年度。もう人事異動の内示を受けた方もいるはずです。仕事やお子さんの関係で、ご主人が単身赴任をせざるを得ない方もいるのではないでしょうか。二重生活となる単身赴任は、ご主人と離ればなれとなって家族の心理的な負担も大きい上、経済的な負担も大きくなります。
家計にとって一大事の単身赴任。どの程度の費用がかかるのか紹介します。

まず会社の制度を把握し、節約につなげよう

・引っ越しと赴任先の住宅費用

当然、距離や荷物の量によって変動しますが、社命で異動する以上、会社の経費で賄えるはずです。問題は新居費用です。社員寮などがあればいいのですが、個人で民間賃貸を借りる場合、地域によっては敷金や礼金が発生します。それらの支度金も会社によっては支給されるでしょうが、上限が定められているケースもあります。持ち出しが出ないよう、まずは会社の制度を把握してください。新居も、家賃が会社の住宅手当などの範囲内に収まる物件を選ぶようにしたほうがいいでしょう。

・新生活の準備費用

洗濯機や冷蔵庫、電子レンジなど単身赴任先で必要な家電があります。購入するか、レンタルか判断に迷いますが、転勤族の方は購入してしまった方がいいでしょう。安ければ5万~6万円で掃除機や炊飯器も付いたセット商品も販売されています。新居に小型冷蔵庫などが付いているケースもあり、部屋の大きさによっても購入商品が異なるので、まずは新居を決めてから購入してください。
そのほか、ベッドや布団、食器類ですね。布団は2セットあれば、ご家族が赴任先に遊びに来た時に使用できます。食器類は100円ショップでそろえれば十分です。どの程度自炊をするかにもよりますが、鍋、フライパン類や調味料一式も必要です。もろもろ考えれば10万~15万円の支出になるでしょう。

1カ月の支出は12万~14万円、食事など夫のサポートを!

・生活費

アート引越センターの調査によると、単身赴任者の1カ月の支出は「12万~14万円」が最も多くなっています。家賃6万円と仮定すると、残り6万~8万円が生活費としての支出になります。
光熱費は電気、ガスが季節によって変動が大きいですが、2,000~5,000円程度でしょう。水道は2,000~3,000円です。このほか、日用品代やインターネット接続代などもプラスアルファされます。およそ4万~6万円が食費や娯楽費となります。
食費や娯楽費が最も節約をしやすいジャンルではありますが、あまり節約をしすぎると、息苦しい生活になってしまいます。単身赴任手当も支給されるでしょうから、平均以内ならば「よし」としてあげるのがベターでしょう。
ご主人が少しずつ外食を減らし、自炊をするよう、解凍すれば食べられる料理を送ってあげたり、簡単レシピを教えてあげたりしてください。冬ならば、肉や野菜をまとめ買いして冷凍しておき、適宜、鍋にするのもいいですね。また、こまめに連絡をしてあげてコミュニケーションを取ることも重要です。ご主人が一人きりで寂しくなって、飲み歩くことが多くなれば出費もかさみます。

・帰省旅費

こちらも会社の制度で、少なくとも月1回は会社負担があるのではないでしょうか。赴任地が近ければ、自費で帰省の回数を増やしてもいいですね。遠隔地の場合、早め早めにチケットを取ることをオススメします。飛行機にせよ、新幹線にせよ、早期予約の割引があります。飛行機などは数万円も違うこともありますので、早め早めのスケジュール管理は必須と言えるでしょう。
二重生活の節約も重要ですが、ご主人やご家族がストレスをためないことの方がより重要です。金銭面でルーズなご主人ならば、より一層こまめに連絡を取ってご主人をサポートしてあげてください。無料通話アプリをつなげっぱなしにして「宅飲み」や「食事」するのもいいですよ。

この記事のライター

はるちゃん

ファイナンシャルプランナー(AFP)の資格を持つ新聞記者。暮らしや投資のほか、教育やデジタル関係にも精通している。

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