「金融リテラシー」を身につけましょう。ここ最近よく耳にする言葉ですよね。よく耳にするけれどどうもピンとこない。このように思っている人はあなた以外にも沢山います。けれど政府もこの言葉を口にしているということは国の1大危機として国民の金融リテラシー能力をあげようと考えているのです。
その背景には?
少子高齢化や年金問題、国の借金およそ1,100兆円など今までは国が年金を払って国民の生活を守ってきていましたがいよいよその仕組みが保てなくなっているからです。年金が崩壊して無くなるのではなく、この年金だけでは生活するのに十分な資金ではないという訳です。
金融リテラシーとはお金に関する知恵や能力のことをいいます。何にお金をどれくらい使い、いくら残すか。「やりくり」といってもいいかもしれません。ほとんどの人はこのやりくりについて過去誰かに教わったことはないのではありませんか?親からお小遣いをもらいやりくりした人は沢山いるでしょう。大人になってお給料をもらいやりくりしている人もいます。
けれどそのやりくりに必要な「お金」について真剣に考えたことがある人、誰かに教わったことがある人はどれくらいいるでしょうか?これからはこの「お金」の価値をしっかりと知っておかないと老後にお金が残らない結末になるもしれません。
ではそのお金の価値とは何なのか
お金の価値とは何なのか人生の4大支出から考えてみましょう。通常は3大支出といわれており、住宅、教育、老後を指します。筆者はそれに保険を付け加えて4大支出としています。お金には入ってくる収入と出て行く支出この2つの流れしかありません。またお金には消費と浪費と投資この3つの使い方しかありません。
まず住宅、ひとむかし前は持ち家を所有することが一種のステータスという見方がされていました。けれど今は持ち家でも賃貸でもそれでステータスを測る基準にはなりません。持ち家=資産と捉える方も多くいますが住宅ローンを組んで購入した住宅は資産とはとてもいえません。住宅を資産として捉えるために他人に住宅を提供する不動産投資という方法がある訳です。
次に教育、おもに親が子どもを育てる時に準備する資金を指すことが多いですが子どもが巣立っても、子どもがいなくてもここにかけるお金がいずれ自分の元に多く還ってくることを知っている人はどれくらいいるでしょうか?教育にかける投資はそこで得られた知識を有効に活用することで後の自分に多くの資産をもたらすのです。金融リテラシー(知識)を身につけるということは自分のためという訳です。
老後につきましてははじめに述べた年金問題の通りです。年金が崩壊することは考えにくいですが、年金だけで十分な老後生活を送れるほどの金額はないことは確かです。働けなくなった後どのように生活を維持するのか自分の理想とする生活基準を今から考える必要があります。
最後に保険ですが、日本人は保険大国といわれるほど色々な保険に加入しています。営業マンに進められるものを自分の生活基準に照らすことなく契約することは危険です。もちろん必要な保険もあります。あなたの生活が成り立たなくなった時、誰が困り、いくら、いつまで困るのかこういった基準をしっかり持つことで不要な保険は契約せずそのお金を他に回すことができます。
いかがでしたでしょうか?ここではお金の価値について明確な答えは出すことができません。なぜなら価値は人それぞれによって判断基準が違うからです。あなたはこの記事を読まれてどう思いましたか?何にお金をかけたいと思いましたか?さらにお金のことを学びたいと思われたらお金に関して教えてくれるスクールが最近は増えています。ぜひそこで学ぶ投資もしてみてください。
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