年収350万でも500万でも。「NISA」を始めたい女子へ

2019年5月9日更新

貯蓄をもっと増やしたいと思っている女性にお知らせです。ファイナンシャルプランナーの荒木千秋さんが、自分と同世代の女性向けに書いたお金の本『「不安だけどな〜んにもしてない」女子のお金入門』が、知識ゼロの人にもわかりやすい!と好評なんです。

3大お得制度「ふるさと納税」「NISA」「iDeCo」が始められる

—-マネラボ編集部:お金のことがわからなくて不安な人は、これだけはやっておくといいよ、ということが絞り込まれていますね。
荒木千秋さん(以下荒木):そうですね、お金については不安に思っている方って非常に多いと思うんですけど、それはきっとわからないから、漠然と不安なんですよね。この本に特に絞って書いたのは「ふるさと納税」「iDeCo」「NISA」なのですが、なにか一歩踏み出すことによって、漠然とした不安はなくなって、準備をしているという自信になってくれると思うので、その一歩が踏み出せるように、5つのステップに分けて実践できるようにしました。
—-マネラボ編集部:同級生に教えてあげるような感じですね。
荒木:30代の私が、同年代の女性にむけて書いているので、感覚が共有しやすいかなと思います。私の独りよがりにならないよう、周りの友人の意見もたくさんきいて、実際に何をどうしたらよいのかということを図解入りでやさしく書かせてもらっています。そこがこの本の長所かなと思います。

投資信託を選ぶのと化粧品を選ぶのは似ている

—-マネラボ編集部:「iDeCo」や「NISA」で、投資の世界に入っていくわけですが、とくに女性は、投資に対しての心理的なハードルが高いと思いませんか?
荒木:そうですね、投資というよりもお金に対してアレルギーというか、わからないからとシャットダウンしてる人はよく見かけます。投資全般というよりも、お金のことをあまり考えたくないという方が多いのかなと思いますね。
—-マネラボ編集部:そういう人に投資を身近に感じてもらうにはどうしたらいいでしょう。
荒木:私は、投資自体も日常生活に置き換えられることだと思っています。例えば著書の中でも、化粧品を選ぶのと似ているよと伝えています。自分達が今まで経験してきたこと、得てきた経験に置き換えて考えてみることをおすすめしています。
投資信託を買うのも、最初は何を買えばいいか全く分からないと思うんですよ。例えば化粧を始めようと思った時に、どのマスカラを使ったらいいかな?というのも最初は全く分からなかったと思うんですよね。でも何となく、友達が使っているからこれがいいんじゃないかなとか、私はボリュームタイプだなとかロングタイプだなというのも、体験しながらわかっていきますよね。そういうプロセスが投資に似てるなと思っています。一歩さえ踏み出してもらったら、自分の今までしてきた生活の中で応用ができるんだということに気づけると思いますし、そう願っています。
—-マネラボ編集部:でも、自分のお金が減るのが絶対嫌という人もいますよね。
荒木:います。絶対に減るのが嫌だったらやめておきましょうと言います。そこは別に無理強いはしないですね。でも、聞きに来られるとかセミナーに来られるっていうことは、興味があるということなので、ちゃんとリスクも説明したうえで、やってみましょうと背中は押します。
—-マネラボ編集部:金融機関で10年、その後3年間FPと講師をされてきて、一般の人が投資やお金に対してポジティブになってきていると思いますか?
荒木:そうですね、ポジティブになっていると感じます。それは、やっぱりNISAとかiDeCoなどの制度が充実して来ているからだと思います。セミナーをやっていても、制度の話を聞きたいという声は多くなっていますね。

NISAは商品名ではないし、口座開設しただけでOKでもない


—-マネラボ編集部:やっぱり制度はわかりにくいんですね。
荒木:そうですね。お恥ずかしいんですけど、講師をしていても説明が難しい、と思います。どういう風に噛み砕いて説明したらいいのかなと悩みますね。
—-マネラボ編集部: NISAのことを制度ではなく商品名だと思ってる人もいますよね。
荒木:そうなんですよ。NISAの口座を開いているだけで投資をしていると勘違いしている方もいて、どんな投資をしてるんですか?と聞いたら、「NISAの口座を持ってます」と。「何を買ってるんですか?」と聞いても、「NISAの口座です」という押し問答が繰り広げられて、どうしよう、ということもあります。そういう方も多いんです。
—-マネラボ編集部:お金を口座に振り込んだからこれでOKと思っているいうことですか? 投信も個別株も選んでいないということ?
荒木:そうですね。銀行預金は口座に預けたら利子がつくので、そういうイメージなんですね。
—-マネラボ編集部:その方は相談にいってよかったですね!

保険も投資信託も買った後は内容を忘れてしまいがち

—-マネラボ編集部:ほかに多い勘違いなどがありますか?
荒木:勘違いというより、内容を理解していないことは多いですね。自分で買っている投資信託でも、投資の内容を間違えていたりということは、よくあります。
—-マネラボ編集部:確かに「投資信託とは何か」というのから難しいですよね。
荒木:そうなんですよ。なので私のところに相談に来られる方からも投資信託を持っているけど、結局何を持っているかわからないから、内容を教えてほしいという相談がよくあります。
—-マネラボ編集部:買うときはどうやって買ったんでしょうか。
荒木:だから、私は、そこが、金融商品のものすごく不思議なところだと思っていて。買った瞬間に忘れるんですよね、みなさん。
—-マネラボ編集部:そうなんですか。
荒木:人によるとは思うんですけど、でもほとんどの方が買った瞬間に忘れてしまう。私もそうなんですけど、保険を1年に1回見直していたとしても、やっぱり1年後はこれどんな内容だったっけ?という風に立ち止まってしまったりします。私でさえ忘れてしまうので、毎日触れてらっしゃらない方は、わからなくて当たり前だなと思いますね。
—-マネラボ編集部:設定したけども忘れたということが積み重なって無駄になっていたりということもあるのでしょうか。
荒木:そうですね。忘れてしまうから、投資したお金が減ってしまった時にその理由がわからなくって、投資っていやなものだという風に勘違いする方は非常に多いと思います。若いほど堅実な方が多いから、あまりそういうことがないんですけど、50代60代の方ほど、自分がリスクの高い金融商品を選んでいるはずなのに、「気付いたらすごい減ってる。これはなぜ減ってるの?」と聞いてくる方が多いんですよね。
—-マネラボ編集部:なるほど。若い人は慎重に理解してからという人が多いんですか?
荒木:若いと、少額で始める方が多いので、途中でリカバリーしやすいんです。少額から始めている分、ちょっと損したな、なんでかな?と思った時には、すぐにインターネットで調べて、そこからどういう風にカジ取りしていったらいいのかを学べる方が非常に多いと思います。そういう場合に、積立投資のメリットを感じますね。

投資とは出した以上の価値になって返ってくるもの


—-マネラボ編集部:荒木さんは、総合マネースクール・ファイナンシャルアカデミーの講師でもあります。この本も講師としての経験も十分に生かされていて、さすがのわかりやすさでした。
荒木:私は、大阪の人間なので、すぐに金額の換算をしてしまうんですけど、この本、定価1,300円なんですよ。消費税を入れて1,400円くらいなんですけど、例えば、「ふるさと納税」にしろ「NISA」「iDeCo」にしろ何か1つ始めてもらうだけで元が取れるんですね。
ファイナンシャルアカデミーでも「投資とは、出した以上の価値になって返ってくるものに投資をすること」ということを言っているんですが、この本も出した以上のものになります。これが本当の自己投資にあたるだろうと思っているので、ぜひ多くの方に読んでいただきたいと思います。

タイトル:「不安なのにな〜んにもしてない」女子のお金入門
著者:荒木千秋
発行:講談社
定価:1,404円(税込)
2,000万円の資産を築くために

この記事のライター

マネラボ編集部

節約から投資まで、お金に関するさまざまなテーマのコラムを、わかりやすく・楽しく発信することに日々奔走中。誰もがお金と正しく付き合うための教養を身につけ、豊かな人生を送るためのヒントを提供しています。

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