FX、負けた時のストレス対処方法は?

2019年6月16日

FXを始めると決して避けて通れないことがあります。それは、トレードで負けること。つまりトレードした結果、損失が出ることです。
損をすることは誰でも嫌なものですが、負けが続いたり、損失が大きかった時のストレスは、ときには耐えがたいものがあります。
そんな時、ストレスにどう対処したらいいでしょう?

大きな損失が出た時はどうする?

そもそも、大負けをするのはよくないのですが、ついレバレッジをあげてしまったり、損切りが遅れてしまったり、トレードルールを無視したりしてしまうことがあります。それから、年初にあったフラッシュクラッシュのように相場が暴落した場合、想定外の大きな損失が出ることもあります。
大負けしてしまった理由はいろいろあると思いますが、最初に襲ってくる感情は強烈に嫌な気分です。自己嫌悪、後悔や怒りなどの様々な感情がわき出てきます。
私も何度もそういう経験をしていますが、これは経験した人にしかわからない感情で本当に嫌なものです。そんな時、一番してはいけないのが、大負けした直後に損を取り戻そうとトレードすることです。
FXトレード初心者の頃は、トレード成績がそもそも不安定です。それなのに、普通ではない精神状態の時に、損を取り戻そうとトレードをしたら、良いトレードが出来る確率は低いと思います。
大負けした時は、まずチャートから一旦離れて、冷静になることが一番です。私の場合、トレードで大きな損失が出た場合は、チャートは閉じて、その日はトレードをしないようにします。お散歩に行ったり、コーヒーを飲んだり、楽しい動画を見たりして気分転換します。
そして、一晩寝て、翌日、冷静になったらところで、どうして大負けしたかの理由を考えます。そして、ノートに理由を書き留めて、負けた時のチャートも貼っておきます。その時に、次に同じことを繰り返さないための対策を書いて、ここで感情をリセットするようにしています。
翌日も、まだ気分が落ち込んでいると感じたら、気分が完全によくなるまで、他のことをしてストレスを発散させてから、またチャートに向かえばいいと思います。トレードをする時に、負ける恐怖を感じたら、いつもの半分のポジションでトレードして、前向きになれるまで数日はリハビリと考えればいいのではないでしょうか?

負けが続いた時はどうする?

大金を一度に失うのではなく、損切りが何度も続いてしまい、小さい負けが膨らんでいくときのストレスも大きく辛いものです。「もう勝てないんじゃないかしら?」と感じ、利益は積み上がらず、ストレスだけが積み上がっていきます。小さい損切りでも続くと、結構大きな損失になってしまいます。
そんな時も、大きな痛手を負う前にチャートから離れて気分転換をしましょう。負けがやたらと続くのは、知らず知らずのうちに、いつもと違う判断や基準でトレードしてしまっていることが多いのです。もしくは、自分のトレード手法が今の相場環境に合ってないのに、無理してトレードしているのかもしれません。
そんな時も気分転換をするのがおすすめです。一日に3回損切りしたら、トレードはしないというトレードルールを作るのもいいかもしれませんね。とにかく、大きなストレスになる前に、小さなストレスにとどめておくことが大事です
もし嫌な気持ちになったら、ノートに思いっきり感情を書きなぐるのもいいストレス対処法です。どこかで、「ばかやろー!」って叫べればいいですが、そういう場所があるとも限らないですよね。そんな時は、ノートに感情を書くだけかいて、気が済んだら書いた紙を破り捨てて、感情をリセットしましょう。
あとは「ふて寝」もおすすめです。文字通り、ふてくされて寝るわけですが、ストレス対策にふて寝は有効だそうです。考えてみたら、私もトレードで負けたりうまく行かない時、自然にふて寝をしていたものです。後で調べてみたら、感情のリセットが出来たり、脳の疲労回復もでき、もやもやもスッキリする効果があるそうです。
トレードで大金持ちになろうとか1億円稼いでやろうという夢や野望を持つのはいいことだと思いますが、その過程で大きな損失を出して、ストレスで病気になったり、不眠症になったら、何のためにトレードをやっているのかわからなくなります。
一生懸命になり努力をすることは大事ですが、常日頃、ストレスを最小限に抑えてトレードをすることも、とても大事だなことだと思います。
「どういうトレードをしている時が、ストレスをあまり感じていないのか?あるいは非常にストレスを感じるのか?」といったように、トレードをしている時に、自分の感情を観察してみてはどうでしょう?そうすれば、自然と大きなストレスを抱えないトレードスタイルになっていくと思います。

まとめ

トレードで負けて損失が出ることは当たり前のことで、営業に行ったけど断られたぐらいの感覚で考えてみてください。それに、自分のお金が相場に取られても、自分の命は取られたわけではないですよね。
しかし、なけなしのお金や全貯金、今月の生活費などをトレードで失った時のストレスと、失っても自分の生活に影響がないお金をトレードで失った時のストレスは、どう考えても違います。その辺りも考えてトレードを行い、そもそもストレスを抱える状況にならないようにトレードをしましょう。
同じ負けトレードでも、正しいことをして負けた場合、ストレスはそれほど大きなものにならないはず。でも、自分のトレードルールを無視したり、ギャンブルトレードしてしまった結果の負けトレードは、後悔の念にさいなまれ、ストレスも大きいものになります。
FXを今後のライフワークいしたいのであれば、負けた時のストレスをうまく対処することも大事ですが、そもそも大きなストレスを抱えないトレードをすることが大事なのではないかと思います。

この記事のライター

ソフィア

主婦&FXトレーダー。オーストラリア在住。
外資金融機関で10年超の経験後、FXトレードを独学、実践しながら、
FX初心者向けブログ「ソフィアのFXタイム」を運営。
ツイッターでは、楽しくFXが出来るようユーモアを交えながら、
オーストラリアの経済ニュースや社会のことも発信中。
【ブログ】ソフィアのFXタイム http://fxtimeok.net/
【twitter】https://twitter.com/imadesho_55

About the author

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

外貨投資・FXをもっと知るには?

外貨投資・FXスクール
体験セミナー

学べる3つのこと

FXで安定的に利益を得ていくには仕組みの理解と実践ノウハウが不可欠です。売買タイミングを見極め方やリスク管理の方法など、FXに必要な知識を凝縮して学べます。

受講料 無料
受講期間 申込みから3日間

申込みかんたん30秒!

ファイナンシャルアカデミーは
「お金の教養」を身につけるための
日本最大級の総合マネースクールです。

開講年数No.1|受講生数No.1|受講生満足度98.7%

※調査実施期間:2021年9月21日~2021年10月1日 ■開校年数:開校からの年数及び事業の継続期間 ■累計受講生数:開校から調査時点までの、講座受講申込者の総数。■受講生満足度:2021年上半期の有料講座が対象。当校調べ。■調査範囲:日本国内 ■第三者機関名:株式会社 ESP総研 調べ(2021年10月1日時点)