トレンドラインブレイクの場面
相場はトレンドラインに沿って上昇をしていたが、
Aの地点でラインを割って下がってしまった。
Aの地点はトレンドラインブレイクとなるため、
相場はいきなり混沌とした状況になる。
もう一度トレンドラインに乗ろうと相場は反発上昇をするが、
Bの地点に来たときは、サポートラインであるはずのトレンドラインがレジスタンスラインとなっていた。
このようにチャートがトレンドラインを割り込んだあとは、
トレンドラインの性質は逆転して上記例ではサポートからレジスタンスに変化する。
トレンドラインをブレイクしてしまったら、そこで損切や利益確定をするのがベストです。
つまり、トレードの出口に使うわけです。
なお、トレンドラインをブレイクしたときは、
まだ逆側に進んでいくと決まったわけではないので、そこからのエントリーは危険性が高いので注意が必要です。
ブレイクしてしまった場合は、混沌とした相場になるので、
しばらく様子を見ることが必要なのです。
チャネルライン
トレンドラインの応用編として、2本の平行のトレンドラインを引く方法があります。
これをチャネルラインと呼びます。
チャートの上値部分を結んだトレンドラインと、下値部分を結んだトレンドラインを引いてみると、下図のように値動きの範囲がトレンドライン内に収まるケースがあります。
上昇チャネルライン
上側と下側にほぼ平行で走るトレンドラインの中でチャートが行き来している。
(上下の平行に走るトレンドラインがチャネルライン。その中の太い赤線は単にチャートの動きを表したもの。)全体的にはロングが優勢な局面である。
ショート側からすれば上のトレンドラインの接点からショートをするのが良く、
ロング側から見れば下のトレンドラインの接点からロングをするのが良い。
最後に下のトレンドラインを割ったあとは、トレンドラインブレイクとなり、
相場は乱高下して混沌としやすい状態となる。
その場合はまたトレンドが定まるまで様子見に徹すること。
下降チャネルライン
上側と下側にはほぼ並行で走るトレンドラインの中でチャートが行き来している。
全体的にはショートが優勢な局面。
ショート側からすれば上のトレンドラインの接点からショートをするのが良く、
ロング側からみれば下のトレンドラインの接点からロングをするのが良い。
チャネルラインの活用法としては、エントリーとエグジットに使います。
例えば上昇チャネルラインの場合は、下のトレンドラインの接点でロングして、
上のトレンドラインの接点で利益確定をすればいいでしょう。
下降チャネルラインの場合は、上のトレンドラインの接点でショートエントリーをして、
下のトレンドラインで利益確定をするべきです。これも立派な戦略となります。
チャネルラインの中心部では値動きが激しくなるので、
そこでエントリーをしないように心がけているだけで、損失は少なくなり、
利益を伸ばしていくことができるでしょう。
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