冬のボーナスの時期がやってきました。
2019年冬のボーナスの見込み額について、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの調査では、平均38万8242円(対前年比▲0.4%)、みずほ総合研究所の予測でも、平均38万1904円(対前年比▲2.1%)と、どちらの調査も減少の見通しです。
一方で、厚生労働省の『毎月勤労統計調査』によると、10社中3社は減額どころか「ボーナスゼロ」。会社のお給料が唯一の収入という人にとって、辛い現実ではないでしょうか。
そんな中で、ボーナスゼロでも大きなダメージを受けない人たちがいます。彼らは給料依存体質へのリスクヘッジとして、本業の合間に別のルートで収入を稼いでます。
そんな令和時代の副業サラリーマン3名を、取材しました!
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1人目:資産1億円まで目前。都内で働く30代サラリーマンH・Iさん
マネラボ編集部: 普段からどのような収入対策・ボーナスゼロ対策をしていますか?
H・Iさん: 株式投資・FX・純金積立・仮想通貨・投資信託などあらゆる資産運用をしていますが、自分にとって大きな副収入になっているのは、2015年から始めた不動産投資による収入ですね。
特に毎月入ってくる安定的な収入という点では、不動産投資以上のものはありません。基本的にはマンションの1室を所有するという区分マンション投資をしていて、50万円/月くらいの収入があります。
交通事故をきっかけに大きく意識が変わった
マネラボ編集部: 会社のお給料へ危機感をもったきっかけはなんでしょう?
H・Iさん: もともとは1億円貯めてアーリーリタイアしたくて。なので投資信託の「積立運用」という資産運用だけをしていました。毎月一定額を積み立て続けるだけという投資信託の積立運用はサラリーマンの自分にとってとても続けやすかったですし、毎月10万円づつ、30年間積み立てれば1億円以上になると信じて疑いませんでした。
H・Iさん: ですが8年くらい前に、交通事故にあって働けない期間が2年間くらいありました。その時は本気で焦りました…。なぜなら、投資信託の積み立て運用というのは、毎月安定的に入ってくる給料に対して、節約して生活し、余ったお金を運用するという方法だったので、収入が落ちたり、出費が増えたら続けられなくなると気づいたからです。
その後たまたま読んだ本で『ファイナンシャルアカデミー』という投資について学べる学校のことを知り、そこの不動産投資スクールを受講しました。2015年のことです。
不動産投資を学ぼうと思った一番の理由は、自分の資産を不動産に変えることで、その資産が収入を産んでくれるという仕組みに非常に魅力を感じたからです。今では不動産から入ってくる収入を投資信託の積立運用にあてています!
副業を続けていくコツは、2つのマイルールの徹底
マネラボ編集部: 本業と副業を両立しつつ、稼ぎ続けるコツはなんでしょうか?
H・Iさん: 続けられる工夫をすることが一番だと思います。
会社員である以上、本業が一番大事だし、本業が忙しい時に副業には手が回らないこともしばしばあると思います。これまでいろんな資産運用を試してきましたが、上手くいかないものに関しては、モチベーションは3ヶ月も維持できませんでした…。だから途中でやめてしまったものもいくつかありますよ。
コツというほどでもないですが、資産運用を続けるために意識していることは2つです。
1、金融商品の注文はできるだけ簡単にする
特に投資信託や純金積立ですが、毎月一定額で同じ商品を購入し続けています。給与口座→証券口座→投資信託と自動で資金が移動するので、特に何もしていません。
株やFXにおいても、毎日相場を見たりせず、いくらになったら売買されるという注文を、月に1〜2回だけするというルールを設定し、それだけを守るようにしています。
2、毎月1回だけ、保有する全資産の時価総額チェック表をつける
自分の資産が銀行預金だけであれば、その変化は給料からの収入と自分が使った支出しかなく、毎月大きな変化はないと思います。しかし資産運用をしていると、それ以外にも資産そのものの価格変動や資産が生み出してくれる収入などがあります。
はじめの内はたいした変化ではないのですが、社会人1年目の時から自分の資産はほぼ投資信託しかなかったので、毎月の時価総額をチェックすることで経済の変化をちょっとだけ感じることが出来ていた気がします。「変化に興味を持つ」という意味で、モチベーションが保てる要因だと思っています。
マネラボ編集部: H・Iさん、ありがとうございました。
次回は、上司からの一言で給料依存から抜け出した丸の内OLを取材します。お楽しみに!
H・Iさんが勉強したファイナンシャルアカデミー『不動産投資スクール』はこちら