
人生100年の時代。同世代が抱えるお悩みを聞き取ると、ほとんどの人が老後の収入に対する不安を抱えています。定年を迎えて会社をやめても自力で稼ぐ力があれば、老後の経済的不安も薄れる。会社員だけではなく、社会とのかかわりが薄かった主婦層にも起業をしたい人が増えているように感じます。ひと昔なら、起業といえば、めちゃくちゃ大きな決心をして清水の舞台から飛び降りる覚悟が必要だったかもしれません。しかし世の中が便利になったからこそ、小さな仕事の種が転がっている気がします。その気になれば、これまでの経験を生かしたビジネスがいくらでも出来そうに思えます。
実は先日新しいサービスを販売しようと準備を進めていました。一人であれこれするのは大変なので、自分の不得意なところをお手伝いしていただくことして外注をしました。おかげで作業時間がかなり短縮でき助かりました。このような自分が得た知識や技術を代行する、もしくは誰かに教えるというスモールビジネスにすごく需要があると思うのです。
私も「教えること」を仕事にしています。これまで自分のやってきたことで成果があったものに対し、その方法を自分の言葉で教えていく。元手がかからないのでリスクが低く始められます。在庫を抱える必要はないし、仕入れがないので、利益率が高いのです。「好きこそ物の上手なれ」と言われるように、好きだからこそ、人に教えられるほどに腕が上がったのです。このように、自分の特技を生かして個人事業主やフリーランスとして、自分ひとりのスモールビジネスなら始められると思うのです。
ただ、やはり開業準備は必要です。先ず、お金と時間の資源を確認する。毎月の固定支出を知るということ。例えば預金が300万円で固定支出が20万円ならば1年くらいは無収入でも生きていけます。自分のお金と時間の資源はどれくらいあるのかを把握することです。起業には余裕が必要。今月どうしても20万円稼がないと、生活ができないとなると、絶対に失敗出来ない。崖っぷち気分では選択肢の幅も狭まり賭け事みたいになると思います。
小銭でもいいのでお金のパイプをできるだけ持つ。本業がうまくいくかどうかはやってみないとわかりません。想定外の結果になった場合に、焦りがでてくると思うのです。そういった場合に、本業からしか収入の道がなければ、ものごとの冷静な判断ができなくなる可能性があります。本来持つ自分の能力が発揮できなくなる。そのためには、細くてもいいので毎月入ってくる収入を準備すること。例え数万円でも安定した収入の存在はとても大きかったです。
今や起業するならば発信はマスト。ホームページとまでいかなくても、ブログやYouTube、SNSやメルマガなどで情報発信し自分を知ってもらうこと。そして人に集まってもらう活動をすることは必須だと思います。ですが、起業を決めてから発信したのでは遅いのです。認知が広がるまでには時間もかかりますから。ということで、これからの時代は、誰もが自分メディアで情報発信をしておく必要がありますね。私はブログ歴5年目で起業しました。