「自分資産」を育てる2つの方法

2024年12月10日

自分資産を育てる方法を2つ紹介します。

1つは、今ある資産を使って別の資産を育てることです。
どんなに成功した人でも、一流のプロスポーツ選手でも、世界的に優れた科学者でも、はじめからすべてが完璧という人間はいません。
彼らが成功できたのは、そのときに自分が持っていた長所を最大限に活用して、自分の苦手な部分をカバーしたからではないでしょうか。
一つ前の記事「ポートフォリオを使って計画的に自分資産を高めよう」にて、自分資産には、「人的資産」「潜在資産」「情報資産」「金融資産」「時間資産」の5つがあることを説明しました。
社会人になりたてのみなさんにも、たとえば「体力や健康については抜群だ」「両親の顔の広さで、すでに人脈を持っている」というように、自分資産の中で秀でたものがあると思います。
まずは、それを活かして成功への取っ掛かりをつかむのです。

たとえば20代がよく持っている自分資産は、「人的資産」「潜在資産」「時間資産」の3つでしょう。反対に、持っている人が少ないのが「金融資産」「情報資産」です。
「あの頃はまだ若かったから、寝る間も惜しんで無茶できた。そのときの財産が今に生きているんです」というようなセリフを、ビジネスで成功している人から聞いたことがありませんか?
まさにこの人は、若いころに余りあった体力(人的資産)を活かして、多くの情報を収集し、知恵や経験を蓄えたことで成功したのです。このように、すでに持っている得意分野を最大限に利用して、別の得意分野を育てていくのです。

1のものを10にしていく

もう1つの自分資産を育てる方法は、今持っている5つの自分資産の「総量」を大きくすることです。これは説明するまでもないことかもしれませんが、とにかく鍛錬あるのみ。自己研鑚に励むのです。
0のものを1にすることに比べて、1のものを10にすることは、そこまでハードルは高くありません。先に紹介した今ある資産を利用して5つの資産をつくりあげたうえで、それを大きくしていくようにしましょう。
私自身、年間300冊を超える書籍を読んでいますが、書籍は1冊1500円程度でありながら、とても勉強になります。第一線で活躍する人のセミナーに参加したり、同業他社や異業種のビジネスパーソンと情報交換ができる勉強会や交流会に参加することでも、自分資産の総量を高めることができると思います。

仕事に活かす

とりあえず「無茶してみるか?」と自分に問い続けよう

多くの場合、20代は体力があります。30代、40代となるにつれ、無茶ができなくなると考えて、今できることをやりぬきましょう!

▶︎【CHAPTER6-④】年齢に合った「自分磨き」を意識しよう

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