空に道を作る!?空中権ビジネスとドローンサービス

2020年1月16日

「空中権」または「上空権」の意味をご存知でしょうか?
土地の所有者は土地だけでなく、その上空についても所有権を保持するという権利です。
普段はあまり意識しないこの空の権利を利用するビジネスが始まりました。
今回の記事はこの「空」の権利とドローンビジネスについて解説致します。

「空」の権利とは?

上空権または空中権と呼ばれる空の権利。
所有する土地は地面だけでなく、その上空権についても所有することが民法で認められています。
この空の権利についての例を身近なところでご紹介すると、東京電力やNTTなど電力会社や通信会社は電信柱からケーブルをお客様の自宅に引き込みをする際に隣家の庭の空中を横切ることがあります。
予め隣家の方に了承していただいても、植木が伸びてきて障りになる、または目に留まりできれば移動してほしいという話はこれらインフラ系の会社ではよく申し出がある話です。
このような場合は所有者の同意が得られないということで、可能な限り移動に応じて
います。
普段なら意識しないであろう自分の所有地の空の権利、これがビジネスになりました。
空の権利を有料で貸し出すユーザーと自由にドローンを飛ばしたい方のマッチングサイトがこのSORA:Share(ソラシェア)というサービスです。
詳しく次項でご説明しますね。

今後「空」は道になる?空のインフラについて

空のインフラと聞いても一瞬どんなことかわかりませんでしたが次の図をご覧ください。
下記のA地点からB地点までをドローンで軽量の荷物を運ぶルートとして運用がはじまりました。
運ぶのがドローンのため軽い食料などがメインのようですが、ラッシュ時の交通事情に左右されることなく着実に荷物を運搬します。
この画像でお分かりの通り山の上をドローンが飛んでいくルートがきめられており、この山は一般の方が所有する私有地です。
このビジネスモデルには、貸し出す側とドローンを利用する側双方に大きなメリットがあります。
普通であればこのような山林や野原などほとんど収入を生み出すことがないような土地の空中を貸し出すことにより、収入を得ることができます。
また、ドローンを飛ばしたい方にとっては運搬車の所有や人件費など最小限で運搬ビジネスに取り組むことができるのです。
これが今活躍しているドローンです。
1㎏の荷物を10kmまで運ぶことができます。

空の道が広がっていく

軽量な荷物の運搬に適しているドローンの進化した姿をもう一つご紹介します。
エアモビリティ(空を動く)の拡大が予想されます、その一つが「空とぶゴンドラ」
青空に浮かぶゴンドラそのままに、景色を楽しみ優雅な空中散歩が楽しめます。
こんな開発がいま進んでいるのです。
気持ちよさそうですよね、乗ってみたいと思いませんか?
参照:PRtimes「「空に道をつくる」上空シェアリングサービス

まとめ

開発著しいドローンと、空のインフラ整備を目指す空中ビジネスは始まったばかりです。
しかし、このドローンビジネスは今後大いに発展が予想されます。
すでに運用されているものをご紹介しますと
・農薬散布
・建物の屋根や見えにくい場所の確認や写真をとること
・山を越えての食品や書類の運搬など
利用方法は多岐にわたります。
このドローンの拡大に伴い、飛べるルートを借りることで土地所有者にも収入が発生し土地活用の一助となります。
今後のドローンの発展に期待したいと思います。

この記事のライター

宮田よし恵

アパート経営10年の実績を活かし、不動産投資・起業・銀行など主にお金と投資について執筆多数。今後は、母を介護をしている経験からシニアと住宅・お金の問題に対しても発信していきたいです。

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