【実証】本当に株主優待とマイレージだけで「ゼロ円旅行」は可能?

2017年10月16日

株主優待やマイレージ有効活用してますか?

「こんな株主優待がおすすめ」とか「マイレージの貯め方」などという特集は新聞や雑誌、インターネット上でもよくみかけるようになりました。「よ〜し、自分もやって見よう」などとすぐに実行される方も多くなりました。
わたしも株主優待が大好きで、ここ数年は、レストランの食事券、化粧品、スポーツ観戦(阪神戦)、宿泊割引券や宿泊無料券などを楽しんでいます。
マイレージ歴はもっと長くて、15年くらいかな?といったところです。
将来は「女性版桐谷さん(※)」を目指したいところですが、まだまだ修行が必要そうです(笑)。

ついに、ゼロ円旅行にチャレンジ!

実は前々から1度やってみたいことがありました。
それは、「株主優待」と「マイレージ」を一緒に使ってタダで旅行(「ゼロ円旅行」)に行くこと。
今回はようやくそのチャンスが訪れ、北朝鮮リスクの心配もありましたが、旅行を実行することにしました。

少しの工夫で得するマイレージの交換の仕方

という訳で、念願の「ゼロ円旅行」に挑戦してみました。
今回使った優待は「8848 レオパレス21」です。
こちらの優待では、レオパレスグアムの無料宿泊券がもらえます。例えば、100株所有ですと2枚(2泊分)(2017年9月25日現在)となるので、家族や仲間とそれぞれが100株ずつ投資して4枚とか6枚とかゲットしてしまうのもありですね。
マイレージの方は、「ANA」、「ユナイテッド航空」、「デルタ航空」などを貯めていますが、今回は「ANA」を使ってみました。ANAはスターアライアンスのメンバーなので、ユナイテッド航空の無料航空券に交換することも可能です。当然ユナイテッド航空のマイルでもグアム航空券に交換できたのですが、ANAは2万マイルで交換できるのに対してユナイテッド航空は2万5千マイル必要だったので(時期やキャンペーンなどによって必要マイル数は変わるので、その都度調べる必要あり)、ANAにしました。
このように、ちょっとしたことでマイル交換率もかわりますので、交換する際には、手持ちのマイルの航空会社HPにアクセスしてみてください。結構、親切に書いてあります。
もう1つ、マイレージは意外とお盆前後などの繁忙期でも使える場合があります。
ちなみに昨年はその時期にNY便をゲットしました。普通に航空券を買うと15万円くらいはしたと思うのでかなりお得な感じでした。値段が高い時期にしか休みが取れない方にもいいのかなと思います。
また、1〜2月など、一般的にあまり旅行にでかけないような時期は「減マイル」にしていることも多いので、いつもより少ないマイルで交換することが可能になります。
例えば通常は15,000マイル必要なのに12,000マイルでも交換可能にしているなどです。これを使って、北海道の雪祭りを見に行くなど良さそうです。こちらも改正点が多いので、その都度、各航空会社のHPで確認してみてください。

将来海外で暮らしてみたい人、海外暮らしを体験してみよう!

さて、実際、すべて無料で行って何か不都合なことはなかったのか?というといたって普通に快適に過ごせました。
ですが、フロントで株主優待券を出すまで、「本当に大丈夫かな〜」と不安になったり、最後精算するときに、「あ、本当にタダなんだ〜」と改めてホッとしたりもしました。意外と小心者の私でした(笑)。
私が担当しているファイナンシャルアカデミーの「経済入門スクール」という講座の教科書には「株主はだれのもの?」→「法律上、仕組み上では、株式会社は株主のものです。……」というページがあるのですが、確かに出資者のわたし(株主)の資金を運営の一部にしているとはわかっていても中々そんな風には思えないものだな〜というのも実感してしまいました。
その他、ここの宿泊施設はコンドミニアム形式のものもあるので、少し長めに滞在して、レンタカーを借りて現地のスーパーを物色したり、部屋で料理を作ったりなど、海外の生活を楽しんでみたい方にも良さそうです。3世帯などで行って楽しむなどというのもありかな?と思いました。
これらも実費でいくと結構お金がかかりそうですが、今回の方法なら安心です。

旅行中もお金にしっかり働いてもらおう

よく自分で働いて手に入れたお金の一部を投資(資産運用)にまわして増やすことを「お金に働いてもらう」と表現したりします。こういった旅行中に自分の資産運用しているお金が働いてくれることもその一例です。
今回のわたしはどうだったかな?と振り返ると旅行中のわたしの投資(株式投資が好きなのですが、)は勝手にちゃんと値上がりしてくれていました。そのおかげで、滞在中に使ったお金も株の値上がり益で全部まかなえてしまいました。
本当に「ゼロ円旅行」の完成です。
帰国後また、投資に必要な「経済」の勉強をしたり「経済新聞」で情報収集したりしようと思った瞬間でした。
※桐谷さん……株主優待を使いこなす個人投資家。バラエティ番組「月曜から夜ふかし」での出演をきっかけにブレイクし、メディアに多数登場されてます。

この記事のライター

安田恵子

ファイナンシャルアカデミー認定講師。「経済入門スクール」「経済新聞の読み方スクール」で教壇に立つ。ファイナンシャルプランナー・マネーマネジメントコーチ・ヘルスフードカウンセラー。「食と健康とマネーを兼ね備えたライフプランニング」が得意。
大手保険会社の法人営業、英会話学校でのマネージメント業務を経て現職。経済新聞購読歴20年超。いつも経済や金融、経済新聞を好きになってもらいたいと真剣に考え、自らの経験からビジネス、プライベート、資産運用など多方面に活かせる方法を伝えたいと思って講演している。自身も個人投資家であり、経済新聞の中から上がる株を見つけるが好き。趣味はスポーツとスポーツ観戦。

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