
旅の余韻に包まれています。
主催する日本酒を嗜む会で「東北酒蔵巡りツアー2泊3日の旅」を開催。女性だけの旅をしてきました。春にブログ発信で募集すると直ぐに定員になり、キャンセル待ちまで出た人気の日本酒企画旅行。ワイナリーも含め8ケ所の酒蔵を巡り・地酒屋さんを巡り・観光・温泉・ラグジュアリーな宿。というスペシャルなスケジュールは、あっという間に3日間がすぎました。地元、関西のみならず関東からも参加され山形空港に集合。皆さん初対面な人も多い中直ぐにうちとけられたのは、ブログ・日本酒好きで繋がっているご縁だからかもしれません。参加者は女性ばかり。40代後半から60代の17名とツアーコンダクターさんの計18名。
これまでの人生では、「自分らしさ」よりも「誰かのため」を優先してきた世代。そのしんどさを経験して、もう好きにしていいのだ。と気づきました。アラフィフ世代からは自分ファーストで生きていく。「好きにしていいよ」と言われても「何が好きかも分からない」「私だけいい思いをしたら家族に悪い」なんて思って足踏みをしていると、どんどん歳だけ取っていくことになります。歳は取るものではなく、経験を重ねるもの。
自分ファーストとは自分の選択に責任を持つこと。まずは自分で決めることが大切なのだと思います。それは自分を他人より優先させる自分勝手ではなく、自分というものを知り、しっかりと持つということ。
そういった大人の女性が集まる旅行は、まるで女子高生のように笑う。よく箸が転んでもおかしいしい年頃とはいいますが、たわいもないことで大笑いできるのも、自分に正直に生きているからこそできるのかもしれません。
私自身が56歳という年齢だからできたこと。これが45歳の自分にできたかというと、多分無理だったと思います。もしあの頃だったとすれば、他人の顔色をうかがい自分が楽しむことよりも他人の楽しませようと、不可能のことをやって疲れきってしまったかもしれません。歳を重ねたことで人とのほど良い距離を測るすべを得たように思います。各々が楽しむ術を持つことも上手に歳を重ねたおかげかもしれません。
1年前に計画を始めた旅行。大抵が仕事を持っています。働くのは好きだけれど、それだけでは仕事は上手くはいきません。家のこと、親の介護、職場の人間関係。色々な大変さを抱えて働く。「もう辞めようかなぁ」と思う日も何度もあります。でも「働いているからこそ遊べるのだ!」という経済的な自立。「また明日から働くぞ!」」という労働意欲もわいてきたりして。何のために働くのか、働き方など、働くことの意味を改めて考えるきっかけにもなりました。
いい大人は、生まれてから何年経過したかより、どう生きているかのほう、生き方が顔に現れる歳でもあります。人からどう思われるかは気にする必要はないけれど「なんか嫌だなこの人」と思う人のようにはなりたくはない。「もう会わなくてもいい」より、「また会いたい」と思ってもらえる人でありたいと思っています。それにはやっぱり、自分がまず自分を好きでないとね。と思います。自分が満ち足りていると心が温かくなります。心が温かいと人に優しくなれる。
今回の旅は「自分の時間」「自分の空間」「挑戦」「行動」自分ファーストになれる旅だったと思います。旅の余韻に浸りあれこれ考えるのは、まだ旅の途中なのかもしれません。
2,000万円の老後資金を貯めるために必要な知識が最短3カ月で完全取得できる